自律移動ロボットの高知能化

「知識の構造化によるロボットの知的行動の発現研究開発」

NEDO事業「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」に上記課題が採択されました.複雑な課題のタスク分解,順列生成,実行状態推定,予測制御の各機能を組み合わせ,適時・適所で適した行動を起こせるロボットの知的行動制御技術の研究開発をしています.同時にロボット,およびロボットからのデータを取得できるクラウドシステムの開発,およびこれを用いてロボットの行動学習に繋がるシステムの研究開発を行っています.これらにより,多様な社会への順応性を飛躍的に高めて,人の集散する空間に導入できる革新的なロボットシステムを構築することを目的としています.

High-Res/Wide FOV 3D LiDAR

無人運転車を始めとした自律移動ロボットの多くは,三次元レーザスキャナ(LiDARと呼ばれます)を使用しています.しかし,これらのLiDARは遠くを見るために非常に狭い視野角(FOV:Field of View)になっていて,すぐ近くを見ることには適していません.我々は,人混みの中のようにごく近傍に人がいるような環境でも使用可能な,広い視野角を持ち,高精細で近傍から遠方まで見ることができる三次元スキャニングLiDARを開発しました.本研究の成果は,国際特許(PCT)出願後,国内移行して権利化され,世界各国への移行も申請中です.また,SEQSENSE社の開発する警備ロボットSQ2の主要センサシステムに採用されています.

TBD
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火山観測機 Micro6 Volcano

放射線観測ロボットCERES

Visual Odometry